館内のお知らせ・女将の便り

平成27年12月31日(大晦日)全ての方々に心から感謝と御礼を申し上げます。

<宮城県にある 昔ながらに茶色く濁った:薬湯 にごり湯の宿 湯守木村屋でございます>

今日が平成27年の最後の日となりました。

今年は多くの皆様にお支え頂き大過無く過ごす事ができました事を深く感謝申し上げます。振り返りますと今年は身近の方々との別れがありました。

ひとつは私の祖母の実家の叔母様が90歳を過ぎて天寿を全うされた事です。祖母の実家は昔、仙台市の荒巻地区(現在の桜が丘地区)を一部の国営地を除いた殆どすべてを所有していました。第二次世界大戦中は当主であった叔父様は燃料調達など積極的に国に奉仕して同じく叔母様も食糧不足を少しでも改善すべく所有していた土地の田畑に農家の方々と一緒に農作業に出た事もあったと聞いていました。私の祖母は明治時代にこの近くにあった朴沢(ほうざわ)女学校に花嫁修業に通学し卒業しています。

祖母の実家の叔父様は昔、富豪と呼ばれて戦後は「荒巻地区(あらまきちく)」のたったひとりの地権者であったために仙台市の新たな発展の為にと請われてご自身の所有地を惜しみなく県や市や民間組織に良心的な価格で提供し続けました。

戦後になって「阿部城」と呼ばれる鉄筋づくりで3階建てのお城の火の見櫓のような住居に住んでおられましたが(内部は西洋風でした)高い山の上にたった一軒だけで敷地の門に入ってから7分ほど車で走らないとその住居につかないほど仙台市内にありながら広大な敷地でした。

叔父様はその住居で生涯を過ごされましたが叔母様は叔父様の亡きあと、そのふもとのバリアフリーに造られたお宅で大家族の皆様とお幸せに余生を過ごされたと聞いています。叔父様も叔母様も人格者であり、教育にとても関心が高くて御夫婦で仙台市発展の為にと戦後、手放された土地は現在、学園都市や広大なニュータウンになっています。

また、祖母の実家の近い親戚でかつて旅館業を営んでおられた「荒巻温泉」は(こちらの方々も人格者でいらっしゃいます)某大学が運営する仙台市とフィンランドの共同事業に売却されたと伺い陰ながら大変うれしく感じ入っております。

荒巻温泉を通じて当館(湯守木村屋)を長きにわたって御贔屓にして頂いた萩野先生と一筋の繋がりを持てました事は私や主人にとってもこの上無い光栄な出来事でした。

荒巻の亡き叔父様も叔母様も現在の仙台市の発展をご覧になって(とりわけ旧荒巻地区)きっと満足なさっている事と信じております。

間もなく、今年も終わろうとしています。

全ての方々に心から感謝と御礼を申し上げます。

平成27年12月31日

にごり湯の宿 湯守 木村屋 館主&女将

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